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#3
トレッドソン・ヴィラ・マウンテン・スクール 2016

2016年8月13日(土) - 8月28日(日)


#3
トレッドソン・ヴィラ・マウンテン・スクール 2016
2016年8月13日(土) - 8月28日(日)

TVMSメンバー
青木陵子 | アン・イーストマン | 伊藤存 | エイミー・ヤオ | 大木裕之 | 落合多武 | 神谷幸江 | 杉戸洋 | ニシジマアツシ | 松井みどり | メル・ボックナー ほか

協力
ARATANIURANO | Take Ninagawa | Taka Ishii Gallery | Team Gallery
Tomio Koyama Gallery | GALLERY 360°

statementsは、8月13日(土)から8月28日(日)まで、アン・イーストマンと落合多武の企画発案による「Troedsson Villa Mountain School 2016 (トレッドソン・ヴィラ・マウンテン・スクール 2016)」展を開催いたします。

本展は、今夏7月29日(金)から8月7日(日)まで日光で行われる「Troedsson Villa Mountain School 2016」のサテライト企画として、現地で行われるワークショップや森の展覧会をstatementsの空間にリプライズさせるものです。しかし、それは単なる再現展示や記録展示ではなく、アーティストたちの思考と実験が日々繰り返され、その感性が更新されていくことを証明するかのように、「Troedsson Villa Mountain School 2016」のもうひとつの新しいプレゼンテーションとなって我々の目の前に立ち上がります。

「Troedsson Villa Mountain School 2016」は、アーティストのアン・イーストマンと落合多武が、同じくアーティストでもあり彼らの友人でもある大木裕之、杉戸洋、ニシジマアツシ、エイミー・ヤオ、青木陵子、伊藤存らを誘い企画したプログラムです。彼らは日光・東照宮近くにあるトレッドソン別邸に滞在し、お互いにコミュニケーションをとりあいながら、アートにかかわる様々な実験を試みます。表現そのものに直接かかわることだけでなく、日々の営みから気づきをえるための読書やピクニックをしたり、また料理を作ったり振る舞ったりしながら創造的な時間を過ごします。メンバーとしてキュレーターの神谷幸江、美術評論家の松井みどりも参加することが予定されており、プログラムはよりクリティカルな要素が加わることも想像されます。ここで繰り返される実験と発見は、このプログラムの鑑賞者でもあり参加者にもなりうる我々にも大いなる気づきを与えてくれるに違いありません。

《プロジェクト・ステイトメントより》

日本の首都、東京より北へ約142kmにある日光の東照宮すぐそばのトレッドソン別邸(ユネスコ世界遺産エリア内)とその周りでの夏のワークショップ、実験アート学校?、そこではトレッドソン・ヴィラ(Troedsson Villa)アーティストの導きで、参加者とともに時間を過ごす、部屋の中、苔の上、木の下、草陰、滝の近く、森の奥、山の途中などでおこなうイベントは???だったり、展覧会だったり、パフォーマンスだったり、外には、ムササビが飛び、猿が座って、シカが走って、夜にはお互いご飯を食べながら語り合う、はず。

Troedsson Villa Mountain School 2016
HP : http://www.troedssonvilla.org

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「Troedsson Villa Mountain School 2016」は、参加者たちの有機的なコミュニケーションによって多くの可能性をうみだす実験的で創造的なプログラムです。 かつてアメリカ・ノースカロライナに設立された芸術学校「Black Mountain Colleage(ブラック・マウンテン・カレッジ)」(*1)や、1970年代のNY・SoHoにあったアーティスト ・ラン・レストラン「FOOD(フード)」(*2)などがそうであったように、人々は「Troedsson Villa Mountain School 2016」でワークショップやパフォーマンスなどを介したコミュニケーションをとりあいながら表現の可能性を探っていきます。現代に生きるアーティスト、キュレーター、批評家、鑑賞者たちのコミュニケーションから派生する表現の可能性とその拡張にご期待ください。

会期中、イベントの開催や新聞の発行も予定しています。
(詳細は決まり次第ウェブにてお知らせします。)

*1)1933年、ジョン・アンドリュー・ライスらにより設立。ジョン・ケージ、マーク・カニングハム、バックミンスター・フラーなどが講師陣として名を連ね、のちの有名アーティストたちも多数輩出した。
*2)ゴードン・マッタ=クラークが友人のアーティストたちと共同運営したレストラン型オルタナティヴ・スペース。パフォーマンスやイベントなども企画され、アーティストと鑑賞者の出会いの場ともなった。